畑や田んぼに家を建てることはできる？条件や注意点を解説

コラム 2025.04.17

こんにちは、ニコニコ住宅です。

「所有している田んぼや畑に家を建てたい」と考える方は多いですが、農地には特別な規制があり、場合によっては家を建てることは難しいことも。
今回は、市街化調整区域と農用地区域の違いや、農地に家を建てる際の注意点について解説します。

農地に家は建てられる？市街化調整区域と農用地区域の違い

農地には「市街化調整区域」と「農用地区域」の2つの区分があり、家を建てられるかどうかが大きく異なります。

原則として住宅の建築は制限されていますが、一定の条件を満たせば家を建てることが可能です。
例えば、農家の住宅として建築する場合や、開発許可を取得した場合などが該当します。

農業を守るために指定されたエリアで、基本的に宅地への転用は認められません。
この区域では家を建てるのが非常に難しく、転用を考える場合は慎重に確認が必要です。

たとえ市街化調整区域で建築可能だとしても、農地を宅地に転用するにはさまざまな課題があります。

農地には水道・ガス・下水道などのインフラが整備されていないことが多いため、整備費用がかかる場合があります。特に上下水道の引き込み工事には高額な費用が発生することも。

建築基準法では、家を建てるための土地は原則として幅員4m以上の道路に2m以上接している必要があります。農地の場合、私道や農道しかないケースも多いため、道路の状況をしっかり確認しましょう。

農地を宅地に転用すると、固定資産税の税率が変わり、負担が増えることがあります。
事前にどの程度の税負担が発生するのかを確認しておきましょう。

市街化調整区域なら条件次第で家を建てることが可能ですが、農用地区域では建築が非常に難しくなります。また、インフラ整備や税金負担、手続きの期間など、農地ならではの課題も多いため、しっかりと事前確認を行いましょう。

ニコニコ住宅では、家を建てたい農地について調べて建築可能かどうか、可能な場合にインフラ整備がどれくらい必要かなどを、お伝えさせていただきます。
農地に家を建てたいと考えられている方は、お気軽にニコニコ住宅にご相談ください。