マイナス金利解除の今、知りたい!住宅ローンは固定金利と変動金利どちらを選ぶべき?
コラム
こんにちは、ニコニコ住宅です。
この春、日銀が「マイナス金利政策」の解除を発表しました。
私たちの暮らしにもさまざまな影響を与えるといわれていますが、その一つが「住宅ローン」です。
これから家を購入される方は、固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきなのか迷われているのではないでしょうか。
そこで今回は、マイナス金利が住宅ローンに与える影響とともに、固定金利・変動金利それぞれのメリット・デメリットや選び方をご紹介します。
「固定金利」と「変動金利」それぞれの特徴は?
住宅ローンを返済するときに、お金を借りた対価として払う手数料のようなものを「利息(利子)」といいます。この「利子」の割合を示す言葉が「金利」です。金利タイプは主に「固定金利」「変動金利」の2種類があり、それぞれ次のような特徴があります。
固定金利
借入から完済までの期間、金利が固定され変わることがありません。返済金額が決まっているため、返済計画が立てやすいのが特徴です。
金利の低い時期に契約すれば、低金利のまま支払いが終えられるメリットがありますが、基本的に、変動金利に比べると金利は高く設定されています。
変動金利
世情に合わせて通常半年ごとに金利が見直されます。そのため、金利によって返済額も変わってきます。
金利水準が下がれば、ローンの金利も下がるため返済額は少なくなりますが、金利の変動によって将来の返済額が変わる可能性も。金利が上昇すると、返済額のうち金利が占める割合が高くなり元金が減らないというデメリットがあります。
マイナス金利解除が住宅ローンに与える影響は?
マイナス金利政策の解除により、金利の引き上げが決まった今、考えられる影響の一つが住宅ローンの金利上昇です。これまでは低金利の変動ローンが人気だったため、家計への影響が懸念されています。
ただし、専門家の見方としては極端な金利引き上げは考えにくいという見解が多いです。銀行間競走もあって借入金利については様子見という声もあって、少なくとも半年〜1年で大きな金利引き上げは起こりにくいでしょう。
固定金利と変動金利、どちらを選ぶのがいいの?
とはいえ、住宅ローンの金利は今後、上昇していくと見越して、固定金利・変動金利のどちらが自分たちに合っているのかを考えて選ぶ必要があります。
金利を選ぶ際には、「支払い期間」を考えると良いでしょう。
30〜40年の長期ローンを考える場合なら、固定金利をおすすめします。変動金利では金利が上がった際に支払いが想定以上になってしまうかもしれません。支払いのことを考えると、まだ金利が上がっていない今が買い時ともいえます。
一方で、お子様の独立を機に夫婦だけが暮らすコンパクトな住宅に移り住む方に多く見られるのは、短期の返済です。この場合は、固定金利よりも安い変動金利を選ぶと良いでしょう。
住宅ローンは、長く家計へ影響してくるため、選ぶ際には将来を見据えた総合的な判断が必要です。
ニコニコ住宅では、無理のない返済計画や家づくりをご提案しています。
家を購入するにあたりローンの借入や返済に不安がある方は、お気軽にご相談ください。