【暮らしのヒント】洗面ガラスのくもりどめコートを長持ちさせる方法
コラム
こんにちは、ニコニコ住宅です。
本日は、暮らしを快適にするお掃除情報をお届けします♪
本日のテーマは、洗面台の鏡のくもり。夏の間はあまり気にならないものですが、お手入れの仕方によってはくもりどめコートの効果がなくなります。
冬になって、コートが剥がれていたりすることのないように、夏の間に正しいケアを続けましょう!
絶対NGは、「ゴシゴシ磨く」こと
鏡のくもりどめは、樹脂膜をコーティングする加工を施します。
樹脂膜は吸水性をもっているので、蒸気を吸水して鏡の表面に水の膜をつくり、くもりを防ぐ仕組みになっているのです。
くもった鏡に水をかけると、一時的にくもりが消えますよね。
そして水が蒸発すると、またくもります。
わかりやすく言えば、この、水をかけた時に近い状態を、長くとどめることができるようにしたのが、くもりどめのコーティングになります。
コーティング剤は鏡の表面に塗ってあるだけですから、絶対にしてはならないのは、強くゴシゴシ磨くことです。
たまに、「汚れを落とそうとメラミンスポンジでこすった」という話を聞きますが、研磨剤の使用はタブーです!
コーティング剤が剥がれると、蒸気があたった時にそこだけ白くくもってしまい、鏡が使いづらくなりますから注意しましょう。
鏡に汚れがついた時の掃除方法は
洗面台は、歯磨きをしたりヘアカラーをしたりと、鏡にいろいろなものがつきやすい環境です。
コーティングを傷つけない掃除方法を、汚れ別に見てみましょう。
○ヘアカラーがついた場合
コーティング剤はやわらかい材質でもあり、毛染めのような色の強いものが付着すると変色してしまいます。
時間が経つとどんどん落としにくくなりますから、ついた瞬間にまずはサッと拭き取りましょう。
メーカーが推奨している方法はこちら。
・台所用の中性洗剤を、約5倍の水で薄めてコットンに含ませる。
・コットンを汚れた部分に貼り付けて、上からラップを貼る
・1〜2時間放置して、やさしく拭き取る
ラップを貼っておくのは、コットンが乾いたり、液ダレしたりするのを防ぐためです。
この方法では、時間が経ったものはうまく落とせないことがあるようです。
どうしても落ちない場合に漂白剤を使う人もいるようですが、傷をつける可能性もあるので、自己判断する前にメーカーに問い合わせるなどして、傷をつけない方法で対処しましょう。
○歯磨き粉がついた場合
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、焦って強くギュギュッと押しながら拭くのは厳禁です!
ティッシュや布などを濡らして、やさしく拭き取りましょう。
どんなものがついても、拭き取るときはやさしく、が鉄則です。
濡れた紙や布で拭いた後は、乾いた布で水滴を取るのも忘れずに。
●鏡掃除で使わないほうがいいもの
研磨剤入りの洗剤、ナイロンたわし、歯ブラシ、メラミンスポンジなど、やわらかいものを傷つけやすいグッズ
鏡は、爪や指先で強くこするのもNGです。
剥がれたり傷ついたりしたコーティング剤は元に戻せません。
傷が全体に広がっていたりすると、最悪の場合、買い替えなければならなくなりますから、気になる汚れがついても焦らずに、そーっと拭いてみてくださいね。